こんばんは、オーダーメイドギフトブランドHearko代表の内藤です。
前回のブログで、Hearkoを立ち上げた経緯について書かせていただきました。
今回は続編です。(前半はこちら)
今回はもう少し、ためになる話が書けたらいいな…と思っています。
Hearkoを立ち上げた時点では、私はまだデザイン会社に在職中でした。
理想としては、ブランドを副業として育てつつ、
そちらで生計が立てられる見通しが立ったら会社を退職しようと考えていました。
余談になりますが、当時、社長に私のやりたいことを語った時、
「ちっぽけな夢だ。会社で働きながら趣味としてやったら良い。」と言われました。
他人にとってはちっぽけでも、本人にとっては大きな夢です。生き甲斐です。
絶対に将来見返してやる!と誓ったのを覚えています。
ところが、なにせ激務です。
平日(たまに土日も)朝から夜中まで会社にカンヅメで
自分のやりたいことに費やせる時間がほとんどとれずにいました。
私は色んなことを平行して器用にこなせるタイプではないので
もう思い切って会社を辞めて、やりたいこと一本に集中しよう!と決断しました。
決断した矢先に、行きつけの岩盤浴でとある雑誌を読みました。
そこで「ワーホリ」という存在を知りました。
そこには、ワーホリでの実体験が輝かしく綴られていました。
単純にもそれに影響を受けた私は、誰に相談することもなく「行こう!」と即決しました。
もともと海外旅行は好きではあったし、憧れもありましたが、
英語を話せるようになりたい!や海外生活してみたい!という想いは特に持ち合わせておらず、ただ、「人生観が変わるような経験をしたい」「クリエイターとして、引き出しを多く持っておきたい」という気持ちでした。
その3ヶ月後に私は会社を辞め、さらにその3ヶ月後にカナダのトロントへと発ちました。
カナダでの生活は、一言で言うと、楽しいこともたくさんあったけれど、それ以上に苦しいことがたくさんありました。
苦しかったことの一つに金銭的なことがありました。
もちろんワーキングホリデーなので仕事をしても良いのですが、なかなか職が見つからなかったり、あまりシフトに入れなかったり、、
いろんなものを見ようと、旅行にもたくさん行っていたので、何度か「来月の家賃払えるだろうか…」という状況を経験しました。
私は必死にアルバイト以外にもお金を稼げる方法を考えました。
いらない家具や衣類を現地のクラシファイドサイトの掲示板に書き込んで売ったり、少しだけお小遣いの出るボランティアに参加したり、クラウドソーシングに登録してロゴ制作などデザインの仕事をしていました。
知人には、「日本語を教えます」とネットに書き込んで収入を得ている人もいました。
ちゃんとした職に就かなくても、「仕事もお金も自分で作れる」ということを学びました。
そんな風にがむしゃらだった1年間。
ただ滞在して働いて良いという権利だけが与えられて、何をするかはすべて自分次第という1年間。
私は毎日、「今日は何しよう」「この1ヶ月どう過ごそう」「残りの3ヶ月どう生きよう」と考えていました。
1年間という限られた期間だったからこそ、「後悔したくない」「今しかできないことをしたい」と考えて色々なことに積極的に取り組めました。
「人生って本来こうあるべき」だと強く感じました。
そして日本に帰国してもうすぐ3ヶ月が経ちます。
人生は長いようで短い。やりたいことを思い切りできる期間はもっと短い。
やりたいことをやるべきか、やらないべきか悩んで10年経ってしまうのか。
今すぐやりたいことに挑戦してみて、3年経って失敗だって気付いてすぐにやり直すのか。
後者のほうが、密度の高い人生だと思いませんか?
私は「何のために生きているのか」をよく考えます。(病んでいません。ご心配なく!)
いくら考えても答えは出ませんが、どうせ生きているならば、何か私の人生に意味があってほしい。
価値があってほしい。
そしてその意味や価値を作るのは自分自身。
そう思いながら今も毎日をがむしゃらに生きています。
Hearkoは現段階では、オーダーメイドのギフトブランドですが、私はそこでとどめておくつもりはありません。
私の夢は、「私の作ったものでたくさんの人を笑顔にすること」と同時に「私も笑顔になること」さらに「同じ喜びを多くの人に味わってもらうこと」それによって「みんなが自分の人生に意味・価値を感じられること」です。